

作品解説・ストーリー
第38回アカデミー賞 撮影賞、歌曲賞受賞
作品賞、助演男優賞(フレッド・アステア)、作曲賞ノミネート
1974年製作、アメリカ映画、カラー作品、パナビジョン、165分
20世紀FOX、ワーナー・ブラザース共同製作
全米公開:1974年12月17日、全米配給:20世紀FOX
日本公開:1975年6月28日、日本配給:ワーナー・ブラザース
全米興行収入:1億1600万ドル、日本配給収入:38億円
解 説
- 1974年、ハリウッドを代表する2社(20世紀FOX、ワーナー・ブラザース)が手を組んだ巨大プロジェクトが完成した。その名は「タワーリング・インフェルノ」。「大空港」(70)、「ポセイドン・アドベンチャー」(72)、「大地震」(74)など一連のパニック映画に終止符を打つべくクリスマス・シーズンに公開された本作品は、全米で大ヒットを記録。翌年公開された日本でも40億円近い興行成績を残し、20年を経た現在でも歴代30位(邦画含む)の中に入っている。
- メイン・キャストに、ポール・ニューマン、スティーブ・マックィーン、ウィリアム・ホールデン、フェイ・ダナウェイを起用。それに加え、往年の名優フレッド・アステアやジェニファー・ジョーンズ、ロバート・ボーン、ロバート・ワグナーといった大物俳優が参加した文字通りの豪華キャストもこの映画の魅力の一つ。中でも、ニューマンとマックィーンの男のドラマは見る者を熱くさせる。
- 製作は、前作「ポセイドン・アドベンチャー」で定評のあるアーウィン・アレン。同時に、アクション・シーンの監督としても本作品に参加している。監督は、それまで「ブルー・マックス」や「レマゲン鉄橋」などの戦争映画を撮り続けてきたイギリス出身のジョン・ギラーミン。音楽は、「スター・ウォーズ」「ジョーズ」「E.T.」など数々の名曲を生み出したジョン・ウィリアムズ。2つの原作をもとに書き上げられた脚本は、「夜の大捜査線」でオスカーを受賞したスターリング・シリファント。また、撮影監督は「パピヨン」「パットン大戦車軍団」のフレッド・コーネンカンプと「北国の帝王」「スーパーマン」のジョセフ・バイロックが担当した。
ストーリー
- サンフランシスコの市街にそびえたつ138階建ての超高層ビル、グラス・タワー。大都会から逃れ、自然の中での生活を夢見る設計責任者ダグ・ロバーツは、ビルの落成式典当日、地下発電機の故障から配電盤ヒューズが、自分が指定した規格より安い部品が使われている事を知った。事実を問い詰めるダグに、オーナーのダンカン社長も娘婿シモンズも取り合おうとしなかった。
- しかし、同じ頃、ビルのほぼ中間、81階の物置で同じく配電盤がショートし、小さなボヤが起きている事に、まだ誰も気付いていなかった。やがて、落成記念式典に出席するため、各界の著名人がグラス・タワーにやって来た。