| 11/1 映画祭初日 | 11/2 映画祭2日目 | 11/3 映画祭3日目 |
| 11/4 映画祭4日目 | 11/5 映画祭5日目 | 11/6 映画祭6日目 |
| 11/7 映画祭7日目 | 11/8 映画祭8日目 | 11/9 映画祭9日目 |
| 11/10 映画祭最終日 |
「エアフォース・ワン」ハリソン・フォード来日
作品情報
- タイトル:「エアフォース・ワン」(Air Force One)
- 主演:ハリソン・フォード、グレン・クローズ、ゲイリー・オールドマン
監督:ウォルフガング・ペーターゼン- アメリカ大統領専用機がテロリスト・グループにハイジャックされるサスペンス・アクション。
レポート
- 第10回を迎えた東京国際映画祭オープニングを飾ったのは「エアフォース・ワン」。このイベントのため、主演のハリソン・フォードがやって来た。前日の10月31日、帝国ホテルにて記者会見が開かれ、その生中継がブエナ・ビスタ・ジャパンのホームページでオンエアーされた。オープニングの舞台挨拶には、かの有名な国際派女優(?)松田聖子が花束を贈呈するという話が既にマスコミに伝わっていたため、司会のクリス・ペプラーは開口一番、「ハリソンさんは、松田聖子さんの事は全く知りませんので、その関係の質問はご遠慮下さい」なんて冗談のような事になってしまった。ある意味、ただ話題にしたかっただけという配給会社の苦肉の策が、物笑いの種になってしまったようだ。ちなみに、松田聖子は同じくブエナ・ビスタが98年に公開を予定しているブルース・ウィリス主演の「アルマゲドン」に出演する事になっている。
- そんな事もあって、翌日、ワイドショーで放映された映画祭舞台挨拶のシーンは、ハリソン・フォードと松田聖子の2ショットばかり。でも、ハリソン・フォードは横にいる女性の事を何も知らないので、全く相手にしていなかったし、松田聖子の方はなんとか彼を振り向かせようと片言の英語を駆使して一生懸命に愛想を振りまいていた。レポーターのコメントは思い切り皮肉が混じっていて、こんなんで話題になっていいのだろうか。と思ってしまった。
- この日、ハリソン・フォードを一目見たいとオーチャード・ホール前に集まったのは、公表で約2000人。でも、私はその場にはいなかったので、その真意は分かりません。ただ、その中の殆どが、次のディカプリオ君のために集まった人たちである事は間違いないでしょう。ハリソンさん、ごめんなさい。
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作品情報
- タイトル:「タイタニック」(Titanic)
- 主演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、キャシー・ベイツ
監督:ジェームズ・キャメロン- 1925年に起きた豪華客船タイタニック号の沈没事故を題材に永遠の愛を描いた人間ドラマ。
レポート
- 今年一番の目玉は、何といっても映画祭始まって以来、前売券がわずか5分で売り切れてしまったという話題の映画「タイタニック」。その「タイタニック」が遂に東京国際映画祭のオープニング作品として世界初公開された。総額3億ドルを超す(製作費+宣伝費)ともいわれる巨費を投入し、すべてを当時のまま忠実に再現したこの映画のプレミアのため、監督のジェームズ・キャメロンと主演しているレオナルド・ディカプリオが来日した。
- 中でもディカプリオ目当ての女子高生、女子中学生らがなんと公開3日以上前からオーチャード・ホール前に陣取りを行っていた。学校はどうしたんだ?と思ってしまったが、そこはご愛敬。とにかく、その意気込みは凄い。(前売も前日から並んでいたので、結局、整理券を配って家に帰していた。関係者としても、未成年者が夜中に街をうろちょろしているのはまずいと思ったんでしょう。)
- 夕方になり、日が暮れ始めた5時過ぎ。軽く1000人を越える人(公表4000人だが、あんな狭い場所に4000人はちょっと無理。2000人はいたかも)がオーチャードホール前に集合。この中にキャメロン監督のファンは何人いるのかと考えながら、待つ事30分。キャーという黄色い喚声と共に、目の前にいた女子高生らが一気にオーチャードホールの入り口に走り出し、続いて凄まじいフラッシュ攻撃。「ディカプリオ!」と叫ぶ声に何故か、男の声も混ざる。が、誰もディカプリオを見つける事は出来なかった。皆、金髪の若者を探して右往左往していたが、どうも間違いだったようだ。集まったマスコミたちは、面白おかしそうに、そんな混乱の状況を撮影していた。
- 結局、イベント開始の5時40分が過ぎてもディカプリオは姿を見せない。そんな時、係員が大声で「ディカプリオは既に場内に入りました」と叫ぶ。女子高生らは「え?え?」と言いながら戸惑いを隠せない。と、ここまで来たところでタイムアップ。私は次の会場である渋谷パンテオンに移動したのです。その後の情報により、ディカプリオは裏口よりこっそり場内に入った事が判明。表にいたマスコミの人たちも皆、だまされていたんですね。まあ、あんな中に無造作に放り出されては、ディカプリオ君は圧死していたかもしれません。
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レポート
- 午後6時前。渋谷パンテオン。ここは東京国際ファンタスティック映画祭の会場。既に、オープニング作品「イベント・ホライゾン」(Event Horizon)を見ようという人の列が動き始め、場内に入り始めていた。しかし、私の目的はその次の「ダークヒーロー・オールナイト」。開場は10時30分だが、後輩と夕食を食べがてら並ぼうとこの時間に集まった。が、なんと整理券を配っていた。そう言えば、最近、東急文化会館では整理券を配るのが習慣になってきた。「エヴァンゲリオン」なんかでも整理券を配っていたようだし、去年のファンタもそうだった。そんなのすっかり忘れていた。んで、整理券をもらって401番をゲット。10時に再集合すればOKという事に。
- が!、今は6時。10時まで4時間。うっ!一体、この空いてしまった時間をどうすればいいんだ!最初はなんか他の映画でも見ようかと思ったのだが、この日は大学祭の初日でもあり、7時からはコンパの1次会がある。なんだ、そこにいけば時間が潰せるし、後輩たちにも会える。そんな訳で、9時過ぎまで水道橋にいた。予定の10時ちょうど。渋谷に戻ってみると、なんともう列が並び終わっていた。慌てて400番の列を探すが、嫌な事に階段部分のど真ん中。割り込むのも面倒だし、仕方なく430番前後の場所に並ぶ。開場の10時30分。列が動き出し、ようやく場内へ。取り敢えず、前方左側の列を探すがいい席は見つからない。結局、中央の通路前方左端の席を確保。例によって、小松沢プロデューサーの舞台挨拶から始まる。まだ泣いていない。映画祭も後半になると、ちょっとした事で泣いてしまう。でもまだ映画祭は始まったばかりだ。
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作品情報
- タイトル:「ミミック」(Mimic)
- 主演:ミラ・ソルビーノ、ジャンカルロ・ジャンニーニ、チャールズ・S・ダットン
監督:ギジェルモ・デル・トーロ- 遺伝子操作により誕生した脅威の生命体"ユダの血統"が人間を襲い始めるバイオ・ホラー。
レポート
- ホラーオールナイト最初の上映は「ミミック」。"ユダの血統"と名づけられた遺伝子操作によって生み出された生命体が、3年もの間、ニューヨークの地下深くで生き続け、やがて人間を襲い始めるという正統派のクリーチャー・ホラー。今年も南米出身の「レリック」があったし、来年も宇宙から「エイリアン4」や「スピーシーズ2」がやってくるし、相変わらずクリーチャーものは根強い人気がある。主演のミラ・ソルビーノは「誘惑のアフロディーテ」でアカデミー賞助演女優賞をとって一躍、有名になったが、お父さんはマフィア映画には欠かせない名脇役ポール・ソルビーノ。父親に似なくて良かったね。一応、作品の一口コメントは「映画感想の記録」コーナーにも載せてありますので、そちらもどうぞ。ただ、感想というコメント程度なのであまり期待しないで下さい。
- しかし、小松沢プロデューサーも困っていたけれど、本編前に舞台に登場したアリ人間は何だったのだろう?あれじゃ、まるで「マチネー」に出てきたアリ人間ではないか!あっ!「マチネー」も配給は同じ松竹富士だった。じゃあ、もしかしたら、あの着ぐるみは...?いずれにしろ、「ミミック」本編とは全く関係のないキャラクターの登場でした。
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作品情報
- タイトル:「スポーン」(Spawn)
- 主演:マイケル・J・ホワイト、マーティン・シーン
監督:マーク・デッペ- 全米で驚異的なヒットを飛ばしているコミック「スポーン」が全篇CGを駆使して遂に映画化。
レポート
- 「ミミック」上映終了後、ギャガ・コミュニケーションズ提供の「スポーン」特集。監督マーク・デッペ、プロデューサーのクリント・ゴールドマンがプロモーションのため来日。二人とも、若いだけあって、妙にノリがいい。とにかくじっとしていられないのか、終始、動いたり喋ったりしている。日本からはゲストとして、大のスポーン・ファンと自称するブラザー・コーンが出席。残念ながらサントラは手がけていないとの事。また、スポーンの着ぐるみも登場したが、どうも動きが鈍く、会場からは笑い声も。イベントはゲストによるトークショーの他、原作者トッド・マクファーレン氏によるインタビュー・ビデオや日米オリジナル予告の上映、日本のCGスタッフによるメイキングなど盛りだくさん。ちょっとCG使い過ぎだけど、ストーリーで見せる映画でもないし、それなりに期待させちゃうタイプかな。それにしても、あまりにも長いイベントに、思わず時計を覗く。うーん、このままでは残り3本の映画を見ると、朝の7時を過ぎてしまう。げっ!
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作品情報
- タイトル:「エコエコアザラクIII」
- 主演:佐伯日菜子、七海彩夏、三輪ひとみ
監督:上野勝仁- 黒井ミサの名前を叫んで死んだ謎の少女。事件の真相を知るため、黒井ミサは名門女子校セントセレイム女学院に潜入するが、そこで彼女を待っていたのは...。
レポート
- 2本目の映画は「エコエコアザラクIII」。パート1は映画館に見に行かされたが、パート2はどこで上映されたかも知らない。(ファンの人、ご免なさい)今回3作目の主演は佐伯日菜子。その彼女と、映画に出演した4人の女子高生たちによる即席のエコエコアザラク・ショーの後、恒例のインタビュー。「新人の...」を連発していた七海彩夏は月刊デ・ビュー出身。けっこう可愛い。惚れた。けど、うーーん、これのイベントも長い。でも、思わず許してしまう。これが、映画ファンの泣き所。これにより上映終了は7時半が確実になった。
レポート
- 3本目に入る前にもう一つイベントが。それはカプコン制作の「バイオハザード」の新作CMの上映。何故、ファンタでそんなものをって、なんと監督は「ゾンビ」シリーズのジョージ・A・ロメロだからです。「バイオハザード/ディレクターズ・カット」と「バイオハザード2」の2つの上映。中でも後者に出演しているのは「スリーパーズ」でも話題を呼んだブレッド・レンフロ。凄い組み合わせに思わず唸ってしまった。
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作品情報
- タイトル:「肉の蝋人形」(The Wax Mask)
- 主演:ロバート・ホッセイン、ロミーナ・モンデロ
監督:セルジオ・ヴァレッティ- 1900年、少女ソニアの前で両親が鉄の手を持つ男に惨殺された。12年後、成長したソニアが蝋人形館で衣装係として働いていた。しかし、彼女はそこが恐怖の館であることをまだ知らなかった。
レポート
- 3本目の上映は、故ルチオ・フルチ(とにかくB級だけど凄いゲテゲテなホラーを作るので有名な監督)とダリオ・アルジェント(「ゾンビ」で一躍日本で有名になったのに、監督ではなかった監督)が脚本を書いた「肉の蝋人形」。かつて同じタイトルの映画が2本上映されているし、話の内容はよく似ているが、どうもオリジナルのようだ。少なくとも、パンフレットには原作と書かれてあったし、ストーリーも微妙に違う。いずれにしろ、60年、40年も前の話である。物語はタイトルのごとしって感じ。人間を生きたまま蝋人形にしちゃう話です。もう眠いのなんのって、映画が本当に面白ければ良かったんだけれど、テンポがゆっくりで眠気を呼ぶには最適な条件でした。この映画の後は特にイベントはなし。
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作品情報
- タイトル:「ヘモグロビン」(Hemoglobin)
- 主演:ルトガー・ハウアー、ロイ・デュピュイス
監督:ピーター・スヴァテク- 血液性の難病に苦しむジョンとその妻のキャサリンは、その原因を知ろうと彼の生まれ故郷の島に行くのだが、そこでは最近、墓地の死体が消えるという不思議な事件が続発していた。やがて、ジョンの出生の秘密が分かったとき、悲劇のドラマが始まった。
レポート
- ファンタナイト最後の映画は「ヘモグロビン」。「エイリアン」を書いたダン・オバノン脚本の映画なだけに期待も大?というか、いつも4本目は掘り出し物的な作品が多いので要チェックをしていた。しかも、「ブレードランナー」のルトガー・ハウアーが主演。と思ってしまったのが間違いだったかもしれない。それに、小松沢さんの話で泣ける映画と聞いていたのだけれど、映画を見終わった後で、心の中で苦笑してしまった。すみませーん。冒頭は近親相姦ものだと思ってました。(まあ、そうなんだけど...)
- とにかく、すべてのプログラムが終了し、パンテオンから外に出てみると、もう日は高く、朝帰りでもない普通の人たちが街を歩いていた。そう時刻は7時半。腹が減って仕方ないので牛丼の大盛りを食って家に帰る。何故か、オールナイトあけは朝食に牛丼を食べるのが恒例となっている。
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「ブラス!」はいいっす!
作品情報
- タイトル:「ブラス!」(Brassed Off)
- 主演:ピート・ポスルスウェイト、ユアン・マクレガー
監督:マーク・ハーマン- イギリス・南ヨークシャーの小さな炭坑の街にあるブラスバンドのグループ。炭坑閉鎖の労働問題よりも音楽を優先するリーダーのダニーと炭坑に勤めるメンバーとの間に小さな亀裂が生じ始めるが...。
レポート
- この日、見たのはたったの1本。シネカノンが12月20日に公開する「ブラス!」。インターナショナル・コンペティションの作品で、ブラス・バンドを通じて、退廃した人々の心を取り戻す物語で、非常に感動的なお話だし、バンドの音楽も力強くて元気が出てくる。昼間はオールナイト明けという事もあり、ぼけーと街中をゾンビのようにさまよっていたが、この映画のお陰で普通の生活に戻る事が出来た?主演のピート・ポスルスウェイトの名演に心を打たれる。
- インターナショナル・コンペティション 審査員特別賞受賞。
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「ダブル・チーム」は単なるおまけ
レポート
- この日も見たのはたったの1本。しかし、時間が余っていたので、つい渋谷ジョイシネマで上映していた「ダブル・チーム」を見てしまった。ジャン=クロード・ヴァン・ダムとプロバスケ選手のデニス・ロッドマンが共演したミッキー・ローク主演のボクサー映画です。しかも監督は香港映画界を代表するツイ・ハーク。(え?違う?あれ?どこが?)
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作品情報
- タイトル:「ハリケーン」(Hurricane Streets)
- 主演:ブレンダン・セクストンJr.、イザドラ・ヴェガ
監督:モーガン・J・フリーマン- ニューヨークの下町イーストビレッジに住む少年マーカスの夢は、いつか出所した母親と一緒にテキサスの牧場で暮らす事だった。そんなある日、彼は近くの学校に通う少女メレーナと出会い恋に落ちるのだが...。
レポート
- 「ハリーケン」は読んで分かる通りニューヨークの下町に巨大ハリケーンが襲来して人々を恐怖に陥れるパニック映画。しかも監督は「ロビン・フッド」「ドライビング・ミス・デイジー」の黒人俳優モーガン・フリーマン......じゃありません!そんなのまったくのでたらめです。
- 本当はニューヨークの下町を舞台に、少年たちの生活を描いた真面目なドラマ。青春映画を得意分野とする私のために作られたような映画です。主人公の少年は万引きは悪いことだけど、安い物を高く売り付ける方がもっと悪いことだと信じる少年。昨年公開された「KIDS」風でありながら、あんな救いのない映画とは違い、いかにも青春映画という爽やかな仕上がりに満足。
- 上映終了後にティーチ・インで登場した監督モーガン・J・フリーマンは、もちろん黒人俳優のあの人とは別人。でも、サンダンス映画祭にこの映画を出品した際、あのCNNが監督紹介といって1分以上も俳優のモーガン・フリーマンの顔写真を出していたとか。それって凄い!私は最初から別人と知っていたからいいけど、本当に彼だと思って見ていた人はいるかもしれない。
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ファンタ、ファンタ、今日はファンタの日
作品情報
- タイトル:「ハイスクール・ハイ」(High School High)
- 主演:ジョン・ロビッツ、ティア・カレル、ルイーズ・フレッチャー
監督:ハート・ボックナー- 名門高校の学長の息子リチャードは、そんな父親に反抗して敢えて悪名高きスラム街のバリー高校に教師として赴任する。熱血先生の熱血な授業はやがて生徒たちの冷たい心を溶かしていくのだが...。
レポート
- 4日目最初の作品はファンタスティック映画祭の「ハイスクール・ハイ」。「フライング・ハイ」「裸の銃を持つ男」シリーズのデビッド・ザッカーが製作した熱血教師もののコメディ。黒人街にある暴力学校に赴任したエリート学校長の息子が、不良学生相手に奮闘する姿は、「デンジャラス・マインド」のミシェル・ファイファーに似ているようで、更に上をいっているかもしれない。何しろ、赴任初日から、不良グループのリーダーの心を掴んでしまう素早さは、他の映画には見られない展開の速さ!この先生に出来ない授業はない!おもしろかった。おかしかった。コメディなのに感動した。でも、皆さん、残念でした。この映画、劇場公開はされません。ビデオでお楽しみ下さい。
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作品情報
- タイトル:「オーガズモ」(Orgazmo)
- 主演:トレイ・パーカー、ダイアン・バッチャー
監督:トレイ・パーカー- 戒律の厳しいモルモン教徒のジョーは、バイト稼ぎにと出演した映画の内容がポルノ映画だと知って大騒ぎ。でも、そのギャラの魅力に負けて渋々OK。ところが、大変!映画が全米で大ヒット。婚約中の恋人にもばれて一大事件に。そんなある日、彼が出演している映画の監督が実は、悪徳グループの一味だと知り...。
レポート
- 次もまたファンタ。タイトルは「オーガズモ」。うーん、ここから先は18禁?しっかし、平日の昼間っからこんなもん見ていていいのだろうかというような内容の映画。ゲストに製作の葛井夫妻が登場。なんとユニバーサルがこの映画を見て買ってしまったというので凄いと思っていたら、関連子会社のオクトーバー・フィルムの事だった。でも、凄い。とにかく、金の亡者である映画監督を倒すため、最新兵器オーガXム・ビームを装着し、正義のため闘うオーガズモの姿が...。く、狂ってる。正直、見てしまったからには、パート2が楽しみな1本。
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作品情報
- タイトル:「D坂の殺人事件」
- 主演:真田広之、嶋田久作
監督:実相寺昭雄- 東京・団子坂にある古本屋「粋古洞」の女主人が何者かによって殺された。第一発見者は、従業員の斎藤。全ての証拠は彼が犯人だと示していた。しかし、何故か疑問を感じる予審判事の笠森は、親友の明智小五郎に事件の真相を調査してもらうのだが...。
レポート
- 最後の映画は江戸川乱歩原作の「D坂の殺人事件」。「帝都物語」「屋根裏の散歩者」の実相寺監督最新作。でも、見に行った理由は、単に時間が空いていたからで、あまり積極的な方ではありませんでした。どうも暗い映画は苦手でして、乱歩とか実相寺ものは辛いんです。けど、小林少年役の三輪ひとみが可愛くて、彼女ばかり注目していた。って、彼女は後半の数分しか出ていなかったじゃないか。すみません!嘘つきました。本当は、ホラーオールナイトの「エコエコ」の時から、彼女が気になって、この映画に出ているって言うから見に行きました。でも、満足したぞ。え?映画本来の話には触れていないって?だから、この種の映画は、私の分野ではないんです。
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「ナイトフライヤー」は傑作
作品情報
- タイトル:「ナイトフライヤー」(The Night Flier)
- 主演:ミゲル・フェラー、ジュリー・エントゥイスル
監督:マーク・パヴィア- タブロイド新聞のトップ記者ディーズは、田舎町の飛行場で起きた謎の殺人事件を調査するため、現場に駆けつける。事件の直前、漆黒のセスナを操縦するドワイトと名乗る男が被害者と接触していた事を手がかりに真相を突き止めようとするディーズだったが...。
レポート
- スティーブン・キング原作の「ナイトフライヤー」はとにかく怖い映画です。見終わった後も疑問を残しているだけに、すっきりしないあたりが、いかにもって感じ。脅かしで怖いというより心理的な怖さ。無論、ラストはちょっと普通の人には耐えられない凄い展開が待ってます。あなたはどこまでこの恐怖に耐えられますか?とにかくミゲル・フェラーの渋い魅力がこの映画のチャーム・ポイント?
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作品情報
- タイトル:「ザ・ハンガー/トリロジー」(The Hunger)
- 主演:バルサザール・ゲティ、カレン・ブラック、テレンス・スタンプ
監督:トニー・スコット、ジェイク・スコット、ラッセル・マルケイ- 全米ではケーブルテレビで放映されたシリーズのうち、3本をまとめて映画にしたオムニバス映画。製作にリドリー、トニーのスコット兄弟が参加しているのが話題。ケーブルテレビならではのエロティシズム一杯のミステリーもの。
レポート
- 個人的には、全篇、エロティシズムに溢れ、ちょっとついていけなかった。こういうのは、専門家(スコット・フリークの方という意味です)にお任せして、私は退散します。1つ言えるのは、テレンス・スタンプはかっこいいという事。「スター・ウォーズ」新シリーズでもターキン総督をやるそうで、とても期待。
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作品情報
- タイトル:「シューティング・フィッシュ」(Shooting Fish)
- 主演:スチュアート・タウンゼント、ダン・フッターマン
監督:ステファン・シュワルツ- 孤児院出身の二人の詐欺師が、一攫千金を夢見て奮闘する物語。口のうまいディランと技術屋のジェズ、そして二人の魅力の虜になった一人の女性。3人の織り成すイギリス仕込みの爽やかなロマンチック・コメディ。
レポート
- ヤングシネマ・コンペティション参加作品。監督はとても気さくな感じで、いきなり上映前に舞台に上がって、たどたどしい日本語でお客さんにご挨拶。おおぉって感じで皆、拍手。映画も監督に似て軽いノリのコミカルな夢物語。監督自身、暗いイギリス映画にうんざりして作ったというだけあって、まったく嫌みのない楽しい映画。ちなみに、タイトルの「シューティング・フィッシュ」とはイギリスのことわざで、「樽の中の魚は撃ちやすい」という意味だそうな。
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「MIND GAME」出演者に拍手
作品情報
- タイトル:「MIND GAME」
- 主演:柏原崇、田辺誠一、鈴木保奈美
監督:田口浩正- 多重人格の青年、田所純と知り合った大学のセラピスト、片山。田所の心には4つの人格が存在する。そして、その原因を解明すれば、彼の病気を直せるかもしれない。だが、田所の人格の邪悪な一面が、片山の精神を徹底的に追いつめていく...。
レポート
- この日の最初の作品はヤングシネマに出品された柏原崇主演の「MIND GAME」。周防監督に毎回出演している田口浩正の初監督作品。へえー、映画も撮るのかと、その多才ぶりに驚き。脚本も手がけているそうだが、これもなかなか良い。多重人格を主人公にした映画で、「薔薇の素顔」とか「レイジング・ケイン」もあるのだけれど、どっちも犯罪が絡んでいて、焦点はそちらにずれていた。その点、この映画はしっかりと人間の内面を描き出す事に成功している。特に柏原崇の迫真の演技に拍手。一方、調子っぱずれな鈴木保奈美にはちょっと残念。
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作品情報
- タイトル:「TOUCH」(Touch)
- 主演:スキート・ウーリッチ、クリストファー・ウォーケン、ブリジット・フォンダ
監督:ポール・シュレーダー- 人の病を瞬時に治す力を持つ青年ジュブナル。そんな彼に目をつけ、一儲けを企むビルは、知人の女性リンに頼んで彼に近づいてもらう。ジュブナルと接触したリンは、彼の魅力に取り付かれ、やがて二人は恋に落ちる。しかし、それは聖なる力を持つジュブナルにとって裏切りの行為でもあった...。
レポート
- 続いて、パンテオンに移動。ファンタで「TOUCH」を見る。「スクリーム」で一躍有名になったスキート・ウーリッチ主演の映画だが、脇役もブリジット・フォンダ、クリストファー・ウォーケンと凄い。それだけに期待して見に行ったのだが、話がとにかく暗くて眠ってしまった。それこそテーマが超ぼけていて、何が言いたいのか全然伝わりませんでした。そういえば、もう残すところファンタも1日。あっ!小松沢さんの目がうるんでいる。でも、残念。私のファンタはこれでおしまいです。さようなら。また来年。
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作品情報
- タイトル:「バウンスkoGALS」
- 主演:佐藤仁美、佐藤康恵、岡元夕紀子
監督:原田眞人- とある土曜の渋谷を舞台に、3人の女子高生のそれぞれの生き方を描いた青春ドラマ。家出をして単身アメリカに留学するためまとまったお金の欲しいリサ、おじさん相手にブティックでお買い物のラクチャン、そして詐欺まがいの援助交際でヤクザに脅されるジョンコ。生涯の親友との、たった1日だけの小さな冒険。
レポート
- ボーナス観賞。映画祭とはまったく関係ないんだけど、なんか前から気になっていたので、「バウンスkoGALS」のレイトショーを見に行く。シネ・アミューズの真っ赤な劇場(電灯が赤いんです。ちなみに隣りの劇場は真っ青)に入ると、中にはお客さんが二人。ううっ!寂しい。そんな事を思っていると、暫くして何人かのお客さんが入ってきた。ほっ!で、軽い気分で映画を見たんだけど、確かに最初のうちは思った通りのチャラチャラした物語なのに、後半になるにつれて盛り上がりを見せ、最後はチョー感動!で締めくくり。思わず涙ものでした。帰り際にパンフとサントラを購入してしまった。特にサントラ。とってもいいです。あっ!クレジットに三輪ひとみの名前が。え?でも、どこに出てた?コギャルその4かな?
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ギリシャ映画で睡魔が襲う
作品情報
- タイトル:「バルカン冒険旅行」(Ba32an5sate4r)
- ステリオス・マイナス
監督:ソティリス・ゴリチャス- 2人のギリシャ人が外国為替の差益で一儲けをしようと旅に出る。が、一難去って、また一難。そうは問屋が卸さない。
レポート
- 午前は少し骨休め。午後3時半の回からインターナショナル・コンペの「バルカン冒険旅行」を見に行く。しかし、どうしたものか、私の範疇から大きく外れたジャンルであったため、すんなり溶け込めず残念。やはり、ギリシャ映画は難しい。監督が舞台挨拶したけど、気分悪かったのかな?終始、腕を組んだままむすっとしていた。それとも、ギリシャの人ってあんまり感情を表に出さないのかな?
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作品情報
- タイトル:「裸足のトンカ」(Tonka)
- ジャン=ユーグ・アングラード、パメラ・スー
監督:ジャン=ユーグ・アングラード- ヨーロッパ記録にあと少しというところで引退を表明したスプリンター。そんな彼が偶然、目撃した俊足の女性。彼女の走る姿を見て、男はコーチとしての新たな道を選ぶのだが...。
レポート
- 7時からはジャン=ユーグ・アングラード初監督作の「裸足のトンカ」。何しろ監督が監督なので、きっと込むだろうと開場30分前に並んだが、案の定、凄い込んでいた。しかも、ディカプリオと違って女子大生からOL層が中心。(ルーズソックスもいましたけど)さすが、OLキラーのアングラードさんです。私が場内に入った時には既に監督を近くで見たいという女性たちで前の席は埋まっていた。結局、真中よりも後ろに追いやらされた。こんな後ろで見たの久しぶりだよー。
- 映画は文句なしのいい映画。長年、企画を温めていただけあって、初監督とは思えない素晴らしい映画であった。音楽もなかなかいい。上映終了後、ヤングシネマ恒例のティーチ・インがあったんだけど、もう監督が出てくるだけで、キャー!の連続。確かに、かっこいい人です。しかし!ファンの人は残念でした。隣りには、この映画で女優としてデビューしたアングラード夫人ことパメラ・スーさんがいたのです。インタビュー中も終始、お熱い二人でしたが、時たまファンの子に向けて手を振ると、またまたキャー!この映画の中でヒロイン=裸足のトンカを演じたパメラは、世界選手権に出場するスプリンターという事で、2年以上も特訓したとか。凄い。足の速さでは旦那より早いそうだ。
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レポート
- そうそう、これでファンタスティック映画祭は終了です。小松沢プロデューサー、きっとクロージングの閉会式で号泣したんでしょうね。お疲れ様でした。映画祭本体も残すところ後3日です。月曜には授賞式がありますが、私は行きません。でも、誰がクロージングを平日の月曜なんかにしたんだ?
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「187」はダークな映画
作品情報
- タイトル:「187」(187)
- サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・ハード
監督:ケビン・レイノルズ- ニューヨークのスラム街の高校で化学を教えるガーフィールドは退学処分した学生に背中を刺され、重傷を負った。1年後、ロサンゼルスで代理教師として復職した彼だが、忌まわしき過去が彼の性格を変貌させていた...。
レポート
- 「ロビン・フッド」「ウォーターワールド」のケビン・レイノルズ監督最新作は、がらりとテーマを変えて、暴力教室の実態を暴いた衝撃のドラマ。先日見た「ハイスクール・ハイ」と舞台は同じスラム街の高校。でも、こちらはずしーんとくるような重苦しいテーマ。生きるか、殺されるかの世界。何でも脚本を手がけたのは、教師だとか。来日した監督も脚本を読んで衝撃を受けたという。決してあってはならないリアルな映画です。
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作品情報
- タイトル:「HANA−BI」
- ビートたけし、岸本加世子
監督:北野武- 張り込み捜査中に同僚が瀕死の重傷を負った責任で退職した刑事。妻の病気を治すための治療費にとヤクザから金を借りた事が原因で、追い詰められていく男を主人公に、北野監督ならではの淡々とした描写で展開される人間ドラマ。
レポート
- そして、あのヴェネチア映画祭で金獅子賞を受賞した話題の映画。北野武監督「HANA−BI」。初日に前売りが売り切れた作品だけに人気も高く、開場は7時だけど、少し早めに5時15分頃に劇場に行く。この時点で列はシアターコクーンの入り口から、地下にまで伸びていた。既に列に並んでいた後輩の一人に声をかけられ、暫くそこで立ち話をしてから、最後列に回る。暇つぶしに音楽を聴いていたが、電池はもうほとんどない筈なのに、替え電池を忘れてきた。節約しなければと思い、急遽、持っていた本を読む事に。が、その直後、別の後輩が合流。結局、開場までお喋りをして時間を潰す。
- 映画上映前にトーク・イベントがある。ゲストは北野映画には欠かせない音楽プロデューサー、久石譲。北野映画としても有名だけど、やっぱり代表作は宮崎映画。「もののけ姫」のお陰で日本で一番有名な人になってしまったかも。そんな彼がヴェネチアでのエピソードなどを語ってくれた。その後、ヴェネチア映画祭での簡単なダイジェスト・フルムと久石譲がプロデュースした長野パラリンピックの公式テーマ曲のビデオを流す。そう、今回のイベントは長野パラリンピックのためのチャリティ上映会なのだ。そして、本編の上映。「あの夏、いちばん静かな海。」的な静かで、それでいて力のある北野監督らしい映画に仕上がっている。
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サラエボの悲惨な現状を描いた「パーフェクト・サークル」
作品情報
- タイトル:「パーフェクト・サークル」(Le Cercle Parfait)
- ムスタファ・ナダレヴィッチ、アルメディン・レレタ
監督:アデミル・ケノヴィッチ- サラエボ郊外に住む幼い二人の兄弟は、戦争で両親を亡くし、たまたま忍び込んだ家の主人に養ってもらう事に。二人の身寄りはドイツに逃げた叔母のみ。なんとか紛争のサラエボから兄弟を亡命させようと試みるのだが...。
レポート
- 今年の映画祭、最後の観賞作品はサラエボの内戦を描いた「パーフェクト・サークル」。この戦争は大都市での市街戦があっただけに、悲惨な結末を迎え、それだけに非常に重いテーマではあるが、子供たちの笑顔を見ているだけで愛と希望を与えてくれる映画である。基本的には私のジャンル外の作品ではあるが、戦争の悲惨さだけを売り物にした映画とは違い、生きるという事を考えさせてくれる秀作。
- インターナショナル・コンペティション グランプリ、監督賞受賞。
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